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「クレージーモンキー 笑拳」 1979

クレージーモンキー/笑拳(字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

 自らの行いによって武芸の達人であった祖父が暗殺されてしまった若者は、復讐を誓う。

 

感想

 放蕩息子が自分のせいで不幸を招いたことを後悔し、改心して成長する、という話は割と定番で、筋も読めるのだが全然見ていられる。 物語はほとんど格闘シーンと言ってもいいくらいだが、ジャッキー・チェンの見事な動きに引き込まれる。

 

 ピタゴラスイッチ的なアイデアが詰まったコミカルさを交えた殺陣と演者の息の合った動きは、もうほとんどダンスと言っていいかもしれない。映画を見た後にジャッキーの真似をしたくなるのは、上手なダンスを見て自分も踊りだしたくなるのと同じ感覚のような気がした。ブルース・リーや高倉健の真似をしたくなるのとはまた別もの。

 

 

 そしてコミカルでおちゃらけたアクションが多めのジャッキーだが、バッキバキの筋肉を見せつけていて、それだけで絶対この人強いわと納得させられる。ピエロが出来るのは実力者だけ、という真理をまざまざと見せつけられている気分だ。

 

 アイデア満載のアクションで飽きさせないが、唯一ジャッキーが女装して戦うシーンだけはトーンダウンしていた。アクションよりもコミカル寄りになりすぎていたか。クライマックスのセリフなしで喜怒哀楽のアクションの表現が出来ていたところは流石だった。

 

 クライマックスでさんざん気分を盛り上げといてからの拍子抜けするほどあっさりとしたエンディングで、ちょっと落語っぽかった。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本/出演

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出演 ジェームス・ティエン/ヤン・サイクン/李昆

 

ジャッキー・チェンの醒拳 - Wikipedia

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