感想
後に散々パロディーされたり物まねされている映画をこうして見てみると、ヌンチャクを使うシーンはあまりないとか、やっぱりブルース・リーはなんか変とか、意外な感じのすることが多い。
全編でヌンチャクを使いまくっていたのだろうとか、みんな面白おかしくモノマネしてるけど実際映画の中で見たら違和感ないに決まっているとか、そういう予想は裏切られた。それだけ当時はインパクトがあったということだろう。
そう考えるとリアルタイムということは重要だ。色々予備知識があって見るのと、何の予備知識もなく見るのは全然違う。いきなり見たらインパクトがあったのだろうな、と想像して言うのではなく、ものすごいインパクトがあったんだよ、と実体験として語れる方がいい。今の時代、なかなか難しいことだが。
香港・アメリカ合作で、世界で公開することもあってか、ブルース・リー以外の登場人物もバックグラウンドを描いたりしているが、そんな必要を感じないくらいブルース・リーの映画。最初のほうで、もうこの中で一番強いのはブルース・リーだなと誰でも分かるのではないだろうか?誰も勝てない、と。もう、一人だけキレが全然違う。
あの有名な鏡の間での対決は、本来ならそれを作って誘い込んだほうが有利になるはずなのに、全然プラスにならずに自分も戸惑ってるのは意味なくね?と思ったり。ストーリーもたいしたことないのだが、でもブルース・リー見てるだけで全然楽しかった。
キャスト/スタッフ
監督 ロバート・クローズ
製作 フレッド・ワイントローブ/ポール・ヘラー/レイモンド・チョウ
出演 ブルース・リー/ジョン・サクソン/アーナ・カプリ/ジム・ケリー/シー・キエン/ヤン・スエ
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