★★★★☆
あらすじ
ある結婚式で、男が所在なさげな女に話しかけ、二人の会話がスタートする。 全編が左右に2分割されて進行する映画。
感想
結婚式で居心地が悪そうにしている女に男が話しかけ、物語はスタート。同じ結婚式に出席しているから何らかのつながりはあるのだろうが、とはいえ二人が打ち解けるのが早すぎだろ、と思ってしまったのだが、ちゃんと理由があった。
タイトル通り、映画は全編を通してほぼ二人の会話で構成されている。二人が会話を重ねるうちに次第にその関係が明確になっていく。二人の関係が分かったことで、そのままベッドまでスムーズに事が運んだことは理解できるのだが、その後がイマイチ納得がいかない感じだった。
同窓会的な感じで楽しかったね、またねとキレイに別れればいいのに、と思ってしまった。男に未練があったということなのだが。少ししつこい感じがしてしまった。
久しぶりにかつて親しくしていた人と会うと、良くも悪くもその時代に戻る。忘れていた記憶や感情がよみがえって懐かしくなったり、現在の自分と比較して切なくなったりと甘酸っぱい。そしてかつては親しくしていた人でも、その後に違う時間を過ごしたことで、もうその頃のような関係には戻れない。時間は止まってはくれない。
二人の表情を別々に捉えたり、回想したり、かつての二人と比較したり、現実と理想を並べたりと、画面を2分割した事により出来る様々な演出がほどこされていて面白い。ただ、事前に全編2分割で展開されると知っていたから何とも思わなかったが、知らずに見たらイラっとしたかもしれない。
何十年か後には、楽しい一夜の再会、と美化されて思い返すだろう一夜の出来事。この映画で描かれた二人の様々な感情の起伏は、きっときれいに忘れ去られている。
映画ではいい感じのポップなフランス語の曲が何曲か使われていて、こんな感じの曲はきっとZazだろうと思っていたのだが、カーラ・ブルーニというアーティストだった。ちょっと調べたらフランスの元大統領サルコジの奥さんのようだ。
スタッフ/キャスト
監督/編集 ハンス・カノーザ
出演 アーロン・エッカート/ヘレナ・ボナム=カーター/ブライアン・ジェラティ/オリヴィア・ワイルド
音楽 ジェフ・エデン・フェア/スター・パロディ
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