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「グリフィン家のウエディングノート」 2013

グリフィン家のウエディングノート (字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

 息子の結婚式のために、離婚せずに結婚生活が続いている演技をしなくてはいけなくなった元夫婦。

 

感想

 別れた夫婦の養子の子供の結婚式に、その養子の実の母親と娘がやって来て、そこに元夫の恋人や他の子供たちも加わってと、なかなかややこしい家族関係。特に養子の実の母親が参加ってなかなか珍しいことだと思うのだが、アメリカでは珍しくない事なのか。養子に出したら、実の母親は子供の行方は分からなくなるものだと思っていた。連絡は取るけど、他人に育てさせるというのはなかなか不思議な親子関係だ。

 

 きつめの人種ネタや宗教ネタ、それに下ネタが散りばめられたコメディ。元夫婦がともに芸術家のせいか、家族の会話がブラックジョークあふれる奔放さ。きつ過ぎて家族とかで見ていたら気まずい雰囲気になりそうだ。息子の結婚相手の家族がドン引きしているのだが、まさにそんな様子を描いていて面白い。

 

 

 登場人物の中では、恋人がいるのに久しぶりに会った元妻と寝てしまうロバート・デ・ニーロ演じる男が、自由で奔放な感じがしていい。いかにも自分に正直で常識にとらわれない芸術家だ。まわりは色々と迷惑を被るだろうが、へらへらしていてどこか憎めない。

 

 しかし、そんな元夫と寝た元妻の言い訳が「彼と本当に終わったのか確認したかったの」というのもなかなかだ。そんなの通用するの?と思ってしまったが、それで許してしまう元夫の恋人もすごい。ある程度の年齢になると寛大になれるものなのかもしれない。

 

 この手の映画にありがちな、てんやわんや、ドタバタがありながら最後はほっこりする展開。家族で見るのに最適なフォーマットぽいのに、そうじゃないところもニヤリとするポイントなのかもしれない。一人で気楽な感じで見るには悪くない映画。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本/製作 ジャスティン・ザッカム

 

製作総指揮 アヴィ・ラーナー/ダニー・ディムボート/トレヴァー・ショート/ボアズ・デヴィッドソン/ジョン・トンプソン/マイケル・パセオネック/ジェイソン・コンスタンティン/イーダ・コーワン/ティアリー・スパイカー/フィリップ・マルタン

 

出演

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キャサリン・ハイグル/アマンダ・サイフリッド/トファー・グレイス/ベン・バーンズ/スーザン・サランドン/ロビン・ウィリアムズ/クリスティーン・エバーソール/デヴィッド・ラッシュ/カイル・ボーンハイマー

 

グリフィン家のウエディングノート - Wikipedia

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