★★★★☆
あらすじ
刑務所で知り合い、出所後に一緒に清掃会社を始めた五人の男たちは、ふとしたことからマフィアに目を付けられてしまう。
サモ・ハン・キンポー監督・主演、ジャッキー・チェンら出演。「福星」シリーズの第1作目。香港映画。101分。
感想
刑務所で意気投合し、出所後に一緒に清掃会社を始めた五人組が主人公だ。五人で悪いことを企むのではなく、助け合って真面目に生きようとするのが偉い。この五人のコミカルなやり取りが描かれていく。
まず五人のキャラが良い。サモ・ハン・キンポー演じるぶりっこな巨体の男、モジャモジャの髪型でインパクトがあり、よく見ると渥美清に似ている活動家の男、女に目がないハンサムな男など、漫画みたいなキャラクターたちが揃っている。
ただ、横分けでひげ面のキャラが二人いるのは解せなかった。一応、真面目と間抜けで性格の違いを表していたが、容貌でも分かりやすい違いを出して欲しかった。もしかしたら兄弟のようなイメージでやっていたのかもしれないが。
コソ泥がバレてロープで逃げようとした巨体の男が、警察車両内に突っ込んでしまい、そのまま運ばれていった冒頭のシーンは笑えた。だが全体的には、面白さがよく分からないシーンも多い。
この他にジャッキー・チェンも出演しているので、アクションもしっかりとしている。走るコンテナトレーラーの下をくぐり抜けるなど、アクションとして見ごたえのあるものもあるし、終盤のマフィアと五人の大乱闘など、笑いを散りばめたものもあり、どちらも楽しめる。
冒頭に五人が刑務所に入るきっかけとなった事件が描かれるのだが、真面目なひげ面だけはしっかりと描かれない。彼が何で捕まったのか、ずっと気になっていたのだが、それが最後の伏線になっていた。意外とプロットはしっかりとしている。
笑いとアクションがほどよく配合されていて、めちゃくちゃ笑えるわけではないのに、鑑賞後の満足度は高いエンタメ映画だ。いい歳をした五人の大人たちの仲睦まじい様子も、映画の好感度につながっているのかもしれない。
スタッフ/キャスト
監督/脚本/製作/出演 サモ・ハン・キンポー
脚本 バリー・ウォン(黄炳耀)
製作総指揮 レイモンド・チョウ
出演 ジョン・シャム/リチャード・ン/チャールス・チン/フォン・ツイファン/チェリー・チェン/ジェームズ・ティエン/フィリップ・チャン/ポール・チャン/イップ・トン/パット・ハー/タイ・ポー/ユン・ピョウ/ムーン・リー/ラム・チェンイン
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