★★★☆☆
あらすじ
訴えられた工場に依頼された弁護士が、原告側の証人に恋をしてしまう。
感想
バリバリのアクション映画というよりも、恋愛映画の要素が多めの映画となっている。しかも、監督がサモ・ハン・キンポーだからか、彼の見せ場が多めで、しかも途中トレンディドラマみたいなことまでしている。
だから嫌かといったらそんなことはなく、彼のとっちゃん坊や的キャラクターはなぜか憎めない。自分の監督作品でやるわけだから、本人もそれを自覚してやっているというあざとさを感じないこともないのだが、あのクリクリの目を見せられてしまうと許す気になってしまう。
終盤を迎えるまでほとんど恋愛要素で、アクションといえばただジャッキー、サモハン、ユンピョウの三人で仲良く喧嘩しているだけ。一応は各自それなりに理由はあるのだが、他愛もないじゃれ合いに見えて、それらのアクションがなかったとしても特に困らない。それでもそれなりに楽しませてくれるのはさすがだが。特にユン・ピョウの足技は見栄えする。
最後の最後にようやくゴリゴリのアクションが始まる。そして結局、ジャッキーのアクションに引き込まれていくいつものパターン。今回は敵役のユン・ワーが良かった。強いというよりは、なんかムカつくタイプ。ジャッキーの強さに同じ強さで対抗するよりはこういう対比のさせ方の方が面白いのかもしれない。ただジャッキーではなく、サモハンと戦ったのだが。
スタッフ/キャスト
監督/出演 サモ・ハン・キンポー
製作 ユン・ケイ
製作/出演
製作総指揮 レイモンド・チョウ/レナード・ホー
出演 ユン・ピョウ/ロイ・チャオ/ユン・ワー/ベニー・ユキーデ/ウー・マ