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「炎の大捜査線」 1991

炎の大捜査線(字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

 殺人事件を起こしたのが死刑執行されたはずの人物だったことを知り、刑務所に潜入捜査することになった警察官。

 

感想

 主演はジャッキー・チェンではなく、レオン・カーフェイ。さらに言うと彼も建前上は主役のセリフ回し役といった風で、実際は豪華出演陣による群像劇と言った方がいいだろう。全体的にハードボイルドな雰囲気で、ジャッキー映画のいつものコミカルさを期待していると裏切られることになる。

 

 刑務所内での囚人同士の友情や対立、看守との対立や脱走など、ありがちな出来事が次々と描かれていく。各出演者がそれらのエピソードを担当していくのだが、それ以外の時は存在感がゼロになる完全な分業制。それぞれがまるで気まぐれなストライカーのように完全に消えている時間帯がある。なので群像劇なのに点と点がつながっていかず、まとまりのないバラバラな印象を与える映画となっている。

 

 

 だが、しっかりと出演者たちの見せ場は用意されていて、ちゃんと見応えはある。登場人物たちの中では囚人たちのボス役を演じたジミー・ウォングが気になった。彼は香港映画の中ではスターなので、その前提のキャスティングなのだろうが、それを知らないと、なんでこのちんちくりんなおじさんが大物なの?と素朴に思ってしまいそうだ。こういうその世界では有名なので皆がリスペクトし大物扱いしているが、それを知らない人にとってはそれが分からず滑稽に見える、という事は、きっとどの世界でもあるのだろう。

 

 潜入捜査と言いながら、主人公はほとんどノープランで何もせず、挙句には死刑になってしまったり、え、アンディ・ラウとジャッキーも死刑だったの?と驚いてしまったりと、かなり雑に思えるストーリー。編集で重要な部分がかなりバッサリとカットされてしまっているような印象もあるが、それでも各エピソードの面白さでついつい最後まで見てしまう魅力のある映画ではある。

 

スタッフ/キャスト

監督 チュー・イェンピン

製作総指揮/出演 ジミー・ウォング

 

出演 レオン・カーフェイ/ジャッキー・チェン/アンディ・ラウ/サモ・ハン・キンポー

 

炎の大捜査線(字幕版)

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  • メディア: Prime Video
 

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