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「ジャバーウォッキー」 1977

ジャバーウォッキー

★★☆☆☆

 

あらすじ

 中世。父親を亡くした男は、一旗揚げるため、人食いの怪物から逃れた人々が集まる首都に足を踏み入れる。

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 「鏡の国のアリス」に出てくる「ジャバウォックの詩」を題材にした作品。テリー・ギリアム監督。イギリス映画。104分。

 

感想

 田舎から都会へ出た男が主人公だ。前半は、父親を失うも家業を継がせてもらえなかった主人公が、一方的に幼なじみの女と結婚の約束をして村を出て、なんとか壁に囲まれた首都に入り込むまでがコミカルに描かれる。

 

 しかし、全体的に映像が暗く、またゴチャゴチャとしているので、何をやっているのか判然としないところがあった。これは中世の雑然とした感じを出そうと意図的にやっているのだろうが、その分、どこに注目していいのか分からず、視線が定まらない。

 

 

 首都に潜り込んだ主人公は、居場所を求めてあちこちを彷徨う。都会の人々の暮らしを見せつつ、ギャグを繰り出していくスタイルだが、前述の通り分かりにくい上に、主人公の行き当たりばったりで物語の焦点が定まらない展開に没入できず、かなり退屈した。

 

 後半は、迫りくる人食い怪獣の対策に乗り出した国に、主人公が巻き込まれていく。ここがチャンスとばかりに主人公が名乗り出るのかと思ったがそういうわけではなく、まったく無関係に進行していたのに最後の最後に戦いに参加させられてしまった。ここからは、壁の外の開けた空間に出たことや、特殊効果を用いた怪獣が登場したこともあり、ようやく面白くなった。

 

 コメディとしては、騎士の決闘を見守る観覧席の国王らが返り血で血まみれになっているシーンが面白いくらいだった。しかし、怪獣のおかげで儲かると喜んでいる商人や教会、生贄になりたがる人々など、随所に散りばめられた痛烈な社会風刺はよく効いている。自分は関係ないと思っていたのに、気が付けば怪獣と戦うことになっていた主人公の姿もまた、そのひとつだろう。

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 ハッピーエンドのようで主人公的にはハッピーエンドではないラストも、アイロニーがあって味わい深い。

 

 古い映画なので割り引いてみる必要はあるが、もうちょっと見せ方を考えて欲しかった。

 

スタッフ/キャスト

監督 テリー・ギリアム

 

脚本 チャールズ・アルバーソン

 

脚本/撮影 テリー・ベッドフォード

 

出演 マイケル・ペイリン/テリー・ジョーンズ

 

ジャバーウォッキー

ジャバーウォッキー

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ジャバーウォッキー (映画) - Wikipedia

 

 

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