朝爽やかに目覚め昼は太陽の光を浴び、夜は心地よい疲労とともにぐっすりと眠る。そんな生活が理想だけど実際はそうもいかない。目覚まし時計の力を借りずに爽やかに起きたことなんてほとんど無いし、太陽の光を存分に浴びることもめったにない。夜もすぐに寝付けない。
きっと理由はいくつもあるだろうが現代人の夜は長すぎる、と言うのも問題の一つだと思う。24時間営業で朝まで営業している店はたくさんあり街はいつまでも明るいし、テレビも朝まで延々放送を続ける。世の中が動いているからとついつい自分までそれに付き合ってしまう。それが体内時計を狂わせる。
一度23時くらいですべてを止めてみたらどうだろうか。23時になればテレビは砂嵐、街は真っ暗。なんだか「夜」が深まった印象になり人々は眠りに付くんじゃないだろうか。
ただ、ゲームやインターネット、DVDといったものがそれを阻み簡単にはいかないだろうが、もし、夜の深まりが早くなれば正常な体内時計の獲得だけではなく、省エネや出生率の上昇にもつながるかもしれないのだが。
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