★★★☆☆
あらすじ
切符売り場で働く女性は、ある出来事をきっかけに思いを寄せる男性の家族と交流を持つようになる。
原題は「while you were sleeping 」。
感想
嘘で始まる物語は、誰かが悪者になったり誰かが傷つきそうなものなのに、見事に誰も悪者にならないし、傷つかない。そして、一目惚れの男性ではなく、その弟に惹かれていく展開も上手い。一目惚れの男性とそのままくっついてしまうとあまりに出来すぎ感が否めない。よく考えられた物語だ。
唯一気になったのは、こん睡状態にある男があまり誰にも深刻に心配されていないところだ。ただ、そこを深刻にしてしまうと物語のテイストが変わってしまいそうだが。
この映画は恋愛映画というよりも家族映画といったほうがいいだろう。身寄りのいない主人公が温かな家族に迎えられ、家族っていいなと思わせる、そんな映画だ。
スタッフ/キャスト
監督 ジョン・タートルトーブ
製作 ジョー・ロス/ロジャー・バーンボーム
製作総指揮 アーサー・サルキシアン/スティーブ・バロン
出演 サンドラ・ブロック/ビル・プルマン/ピーター・ギャラガー/ピーター・ボイル/ジャック・ウォーデン/グリニス・ジョンズ/マイケル・リスポリ/アリー・ウォーカー/モニカ・キーナ/ディック・キューザック
音楽 ランディ・エデルマン
この作品が登場する作品