★★★☆☆
あらすじ
キューバ革命までのチェ・ゲバラの行動。2部作の第1部。
感想
物語仕立てというよりもドキュメンタリー風に物語は展開される。だから誰とどこで戦っているのかの詳細な情報は断片的で、正直よく分からない。
ただゲリラ戦で山の中を歩き回り、武器にも事欠いていた状況からしだいに戦況が良くなっていることは伝わってくる。ゲバラとカストロはコンビで一緒に戦っているイメージだったが、実際は別行動で戦っていたのか。そしてカストロの優秀さも良く分かった。
それからゲバラの革命に対する情熱が、ひしひしと感じられる。一般市民は守り、味方にも甘い顔をしない。戦争が終結し、浮かれて羽目を外す味方を大目に見ることなく、たしなめるラストが象徴的だ。ただ、同志として戦ってきた仲間ですら、戦いが終われば自己中心的な振る舞いを見せ始めていることを考えると、ゲバラの理想が達成されるのは難しいのだろうなと感じさせる。
スタッフ/キャスト
監督/撮影*
*ピーター・アンドリュース名義
製作/出演 ベニチオ・デル・トロ
出演 ジュリア・オーモンド/フランカ・ポテンテ/フランカ・ポテンテ/カタリーナ・サンディノ・モレノ/ デミアン・ビチル/ロドリゴ・サントロ/サンティアゴ・カブレラ/エドガー・ラミレス/ルー・ダイアモンド・フィリップス/ジョアキム・デ・アルメイダ/マット・デイモン/オスカー・アイザック
関連する作品
2部作の第2部