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「バンブルビー」 2018

バンブルビー (字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

 死んだ父親を思い、義理の父親がいる家族に馴染めない少女は、18歳の誕生日におんぼろの黄色い車を手に入れる。

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 シリーズ第6作目。114分。

 

感想

 時系列的にはシリーズ第一作目よりも前の80年代が舞台となっている。序盤はセットや衣装、小道具などで80年代ぽさを強調するような演出が盛りだくさんだ。音楽も80年代風の曲が次々と流れ、このまま主人公が歌い出して、青春ミュージカル映画になっちゃうんじゃないかと思ってしまうような瞬間があって面白かった。

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 今回はタイトルからしてこれまでと違うが、トランスフォーマー同士の戦いよりも主人公とバンブルビーの交流をメインに描いたスピンオフ的な作品だ。戦いで傷つき記憶を失ったバンブルビーと、彼を世間から守ろうとする主人公が絆を深めていく様子は、80年代風演出と相まって、まるで「ET」のような懐かしいSFX映画の趣があった。

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 またコメディーパートも、これまでのシリーズのようなガチャガチャした騒々しさがなくなっており、穏やかな気持ちで楽しめる。そんな中でバンブルビーが、カセットデッキで気に入らない曲をかけられると、すぐにカセットテープを勢いよく吐き出すシーンには爆笑してしまった。聴いた途端にそうしたくなるような曲に遭遇することはわりとあるので、気持ちは痛いほどよく分かる。

 

 いい感じで物語が進んでいたが、終盤のいつもの敵ロボットたちとの戦いのくだりが始まると、途端に面白みが薄れてしまった。本当はETよろしく、派手に戦わずにバンブルビーが星に帰るのを涙ながらに見送るくらいでちょうど良いのだが、これが本題なので仕方がない。

 

 

 それでも長時間が当たり前になっていたシリーズの中で、2時間未満に上映時間を抑えてきたのは好感が持てる。主人公の成長や家族との関係、そしてちょっとした恋なども描かれる、ノスタルジックで程よい青春映画となっている。

 

スタッフ/キャスト

監督 トラヴィス・ナイト

 

製作 マイケル・ベイ

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出演 ヘイリー・スタインフェルド/ジョン・シナ/ジョージ・レンデボーグ・Jr/ジョン・オーティス/ジェイソン・ドラッカー/パメラ・アドロン/グリン・ターマン/レン・キャリオー/グレイシー・ドジーニー

 

出演(声) ディラン・オブライエン/ピーター・カレン/ グレイ・グリフィン/スティーヴン・ブルーム/ アンジェラ・バセット/ジャスティン・セロー

 

音楽 ダリオ・マリアネッリ

 

バンブルビー (映画) - Wikipedia

 

 

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