★★★☆☆
夫が逮捕され軍事裁判にかけられてしまった敏腕女性弁護士。
何か釈然としないもやもやとしたものが残る映画。軍の命令で動いただけなのになぜ逮捕されたのだろう。軍の単独の思惑だけで動いたからその見せしめとして逮捕されたのだろうか。でももしそうだったら軍は守るはずだけど。それともすべて彼のせいにして保身に走ったのか。
そもそも事の発端となった爆発事件でターゲットは既に殺害されていたんじゃないの?事件をごまかすために軍を派遣したのは分かるけど、もうターゲットがいないわけだから何を目的にしたのかよく分からない。
あまり見せ場のない裁判も中途半端に終わり、そして衝撃のラスト、のつもりだが何故だか凡庸に感じてしまう。やはりこういう衝撃のラストを用意するためにはそれまでに充分に観客を騙していないと。完全に騙し切れていないから、見ている側は何やってんの?って事になってしまう。
監督 カール・フランクリン
出演
アシュレイ・ジャッド/ジェームズ・カヴィーゼル/アダム・スコット/ブルース・デイヴィソン