BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「僕の彼女はサイボーグ」 2008

僕の彼女はサイボーグ

★★☆☆☆

 

 誕生日をひとりで過ごす男の前に、謎の女性が現れる。

 

 主人公とサイボーグの彼女が出会うシーンが不自然すぎて、すんなりその後の物語に入っていけなかった。意味ありげに自分に付いてくる挙動不審の謎の女が、食事しているテーブルに突然やって来たら、恐怖しかないはずなのだが。

 

 映画はノスタルジーを描きたいのか、震災のパニックを描きたいのか、アンドロイドとのラブコメをやりたいのか、スーパーマン的なヒーロ映画をやりたいのか、学園ものをやりたいのか、何をやりたいのか結局良くわからない、とっ散らかった内容。良いように言えば幕の内弁当的に色んな種類の映画を楽しめる、ということだが、どれも平均以下の残念な幕の内弁当となっている。それらを通して主人公とサイボーグの女との絆が徐々に深まっていくという感じもしない。

 

 中でもコメディ部分は面白くないわけではないと思うのだが、どうにも間が悪くて笑えない。なにか意図があるのかと疑ってしまうほど、笑えない感じに仕上げてくる。綾瀬はるかのアンドロイド感を出した必死の演技も空回りしてしまっているように見える。

 

 アンドロイドの設定も、ほぼ人間にそっくりにして作っているのに体温の機能はないとか、感情がない風に描いておいて渾身の力を出す時は妙に人間ぽい唸り声を出したりと、雑だなとツッコミを入れたくなる。

 

 一通り終わった後の、最後の種明かしは蛇足としか言いようがない。ようやく終わったと思った所でこんなことされても、え、まだやるの?としか思えなかった。悠久の時を超えた美しい物語というよりも、女の狂気だけが印象に残った。

 

 SF的な雰囲気はそんなに悪くなかったので、そっちをメインでやれば良かったのに。綾瀬はるかに色々やらせたくなってしまったのかもしれない。

 

監督/脚本 郭在容(クァク・ジェヨン

 

出演

bookcites.hatenadiary.com

小出恵介吉行和子竹中直人小日向文世伊武雅刀桐谷健太吉高由里子田口浩正ドロンズ石本六平直政蛭子能収手塚とおる納谷六朗遠藤憲一

 

僕の彼女はサイボーグ
 

僕の彼女はサイボーグ - Wikipedia

 

 

bookcites.hatenadiary.com

bookcites.hatenadiary.com