★★★☆☆
あらすじ
他人の恋のキューピッドには熱心だが、自分の気持ちには気付かない貴族の娘。
感想
とりあえずグウィネス・パルトロウが可愛い。美人というより少女のような可憐さ。正直これだけで内容がどうあろうと全然観れる。
主人公は恋のキューピッド役に意欲はあるが、その役をうまく果たせていない。そこはちゃんとできないと、他人の事は良く分かるのに自分の事は分からない、という構図にならない。別にそういう構図にしたかったわけではないのかもしれないが。これでは何でも分かった気になってるだけの未熟な少女ということになってしまって、わりと普通だな、と。未熟だった少女の成長ということなのか。
他の映画でも思ったが、貴族のシステムはなんだかよく分からない。貴族だけど没落していたり、貴族だからボランティア的な事をするべきだという風潮とか。
ところでついおしゃべりな没落貴族の娘に、ひどい事を言ってしまったグウィネス・パルトロウ演じる娘だが、その後どうなったのだろう。元の仲に戻ったとかそういうのはなく、ハッピーエンドなのに何だかもやもやしてしまった。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 ダグラス・マグラス
原作 エマ〈上〉 (岩波文庫)
出演
トニ・コレット/ジェレミー・ノーザム/ポリー・ウォーカー/グレタ・スカッキ/アラン・カミング/ジェームズ・コスモ