★★★★☆
あらすじ
父親を亡くし母親と共に親類を頼って暮らすことになった姉妹たちの恋愛模様。
原題は「Sense and Sensibility」。アカデミー賞脚色賞。
感想
息子に家督を譲ったために、それまでの豪邸住まいから小さな家に移らざるを得なくなった女だけの一家。しかしあまり悲惨な感じはせず、娘たちに言い寄る男たちに皆で一喜一憂したりして、何とも女たちはたくましい。
今いちヨーロッパの貴族のシステムが分かっていないのだが、金の算段をしたり相手の家格を気にしたり、世間体を保つことに必死で大変そうだ。だがそれが生き残るための重要な方法なのだろう。
エマ・トンプソン演じる長女の感情を表に出さずじっと耐える姿と、ケイト・ウィンスレット演じる次女の無邪気で奔放な姿が対照的だ。そんな二人がハッピーエンドを迎えるのはいささか都合が良すぎる気もするが、いい映画だった。
スタッフ/キャスト
監督 アン・リー
脚本/出演
製作総指揮
出演
アラン・リックマン/ジェマ・ジョーンズ/トム・ウィルキンソン/ロバート・ハーディ/イメルダ・スタウントン/イメルダ・スタウントン/ヒュー・ローリー
音楽 パトリック・ドイル