「お引越し」 1993

★★★☆☆

あらすじ

　両親の離婚が受け入れられない一人娘。

感想

　まだ子供だった頃の田畑智子がすべてといってもいい作品。決して可愛らしい子供というわけでなく、何となく生意気そうな小憎らしい感じで、だけど子供らしく両親の復縁を願っている。その感じがとてもいい。

　彼女だけでなく、それ以外の子供たちもとてもリアルに描いている。単に無邪気な子供たちではなく、親が言ってそうなセリフを真似て口にしてみたり、変に義侠心を起こしてみたり、映画やドラマでありがちな純真無垢な子供たちではない、ありのままの子供たちの姿となっている。とは言っても今の子供たちはそうじゃないのかもしれないが。

　両親が離婚して、それぞれが着々と新たな生活を築いていっていることに納得できずに色々と画策する娘が、次第にもう元に戻ることはないと悟り、それを受け入れていく過程が描かれている。後半かなり抽象的になってよく分からなくなったがそう感じた。

スタッフ／キャスト 

監督　相米慎二

原作　お引越し (福音館創作童話シリーズ)

出演

bookcites.hatenadiary.com

桜田淳子／田畑智子／笑福亭鶴瓶／青木秋美(遠野なぎこ)

音楽　三枝成彰

お引越し (HDリマスター版) [DVD]

お引越し (映画) - Wikipedia

お引越し | 映画 | 無料動画GYAO!

bookcites.hatenadiary.com

bookcites.hatenadiary.com