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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「鉄道員」 1999

鉄道員(ぽっぽや)

★★★☆☆

  

あらすじ

 定年を間近に控えたローカル路線の駅長が過去を回想する。

 

感想

 昭和っぽい雰囲気が漂う映画。なぜだろう。高倉健だからなのか、出演者が豪華だからなのか、撮り方なのか。

 

 高倉健の演技を初めてがっつりと見たと思うが、いつも寡黙で実直なイメージだったので、意外といろんな表情が出来るのだと感心した。確かに印象はそんな感じではあったが、感情表現は豊か。考えてみれば一本調子ではこんなに長く役者は続けられないわけで、当然と言えば当然か。

 

 

 それとは対照的に、広末涼子の演技にはイライラさせられた。彼女がよく見せるあの表情ばかりでひどい。それから、小林稔侍が高倉健の事をなんで「お父さん」と呼んでるのかと不思議だったのだが、主人公の名前、乙松の「おとさん」だった。紛らわしい。

 

 一人の鉄道員の半生を描いているのだが、正直あまり共感できない。鉄道員という特殊な世界の話だからね、という気がしてしまう。鉄道員同士の絆とか駅舎での暮らしとか。

 

 それから、あまりに涙を誘うストーリ展開にも冷めてしまう。ラストも都合が良すぎるような気がした。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本

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原作 鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)

 

出演

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広末涼子/安藤政信/志村けん/奈良岡朋子/田中好子/小林稔侍/大沢さやか/中本賢/平田満/中原理恵/板東英二/きたろう/本田博太郎/木下ほうか/田中要次/石橋蓮司

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撮影 木村大作

  

鉄道員 (小説) - Wikipedia

 

 

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