★★★☆☆
あらすじ
自殺を予告した患者を心配し、居場所を探す精神科医。
感想
よく見ると、同じ格好をした二人組、三人組が通り過ぎたり、乱雑だけど整然とした本棚、男同士、女同士のペアで踊る集団など、どこか現実感のない、奇妙な風景が登場人物たちの背後で広がっている。
悪く言えば難解で良くわからない映画、良く言えば謎めいていて深みがあり想像力を刺激する映画。しっかりと体調を整えてから見るべき映画。疲れている時に見ると全然ストーリーが入ってこない。
ラストにどこか地に足がついていないような、ふわふわした物語の種明かしのようなものがされているが、きっと見る人によって解釈は分かれるのだろう。個人的には死ぬ直前に見た幻のようなものだと感じた。ただそれも確信はなく、もやもやしたものが心に残っている。見るたびに新たな発見があり、また別の感想が生まれそうな、作り込みのしっかりした映画だった。
スタッフ/キャスト
監督 マーク・フォースター
出演
bookcites.hatenadiary.comナオミ・ワッツ/ライアン・ゴズリング/ボブ・ホスキンス/ジャニーン・ガラファロー/B・D・ウォン