★★★☆☆
あらすじ
不慮の事故で恋人を失った悲しみが癒えない男は、自殺を決意する。
感想
ファッションデザイナーとして有名なトム・フォードの監督デビュー作。主人公の眼鏡が特徴的だが、要所要所にファッションデザイナーとしてのこだわりが垣間見える。
ほとんど事前の知識なしに観始めたので、こういう映画だったのかとちょっと面食らったが、ゲイの物語も男女の物語に置き換えてみれば、至って普遍的な内容であることがわかる。
恋愛の悲しい思い出は、新しい恋が忘れさせてくれるというのは、真実といえば真実ではあるが、よく考えると残酷な話ではある。特にこの映画のように死に別れたときは、尚更そう感じる。
物語は結局当初の予定通りの結末を迎えたわけだが、きっと主人公の心持ちは予定とは違っていただろう。気の持ちようというのは本当に大事だ。
スタッフ/キャスト
監督/脚本/製作 トム・フォード
製作 アンドリュー・ミアノ/ロバート・サレルノ/クリス・ワイツ
出演 コリン・ファース/ジュリアン・ムーア/ニコラス・ホルト/マシュー・グッド/ジョン・コルタジャレナ/ジニファー・グッドウィン/ テディ・シアーズ/リー・ペイス/エリン・ダニエルズ/(声)ジョン・ハム
音楽 アベエル・コジェニオウスキ/梅林茂