BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「海辺の生と死」 2017

海辺の生と死

★★☆☆☆

 

あらすじ

 太平洋戦争末期の南の島で 、国民学校の女教師は一人の軍人と出会う。

www.youtube.com

 

 満島ひかり、永山絢斗出演。小説「死の棘」の作家・島尾敏雄の夫婦がモデル。

bookcites.hatenadiary.com

 

感想

 上映時間が2時間半以上ある映画だ。ただ体感時間としてはさらにその倍くらいあったような気がする。とにかく長い映画だ。

 

 島の女教師とやってきた軍人が出会い、恋をする物語。満島ひかりの熱演は認めるが、とにかく物語が単調すぎる。引きの画が多くセリフも少ないので、もともとドラマチックに描く気はなく、淡々とした中で主人公の募る想いを描こうとしたのだと思うが、全然それが見えない。主人公の気持ちが垣間見えても単発で積み重なっていかず、毎回リセットされてしまう。

 

 

 主人公を描けていない上に、その他の登場人物たちの心情もちゃんと描いていないので、見ているこちらの気持ちは一向に盛り上がらない。そんな感情移入のできない状況で、知らない場所の知らない人たちの生活を無理やり見させられているだけだ。しかもやたらと冗長なシーンばかり。さらに戦争や特攻といった要素も重要なはずなのに、それも単発で描くだけで何も分からない。

 

 劇中にたくさん登場する島の唄や踊りなどから、本土とはかけ離れた島の景色や生活を描く事を主眼にしたのかもしれない。だがそれも良いところだけ切り取っているようなズルさを感じる。そのファンタジー感がシラケた気分に拍車をかける。

 

 フラットな気分で見始めてフラットな気分で見終える映画だ。映画の中身よりは、ちゃんと見終えることができた自分の忍耐力をまず褒めたくなる。数分ごとに時計を見て時間の流れの遅さを嘆いていた。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 越川道夫

 

原案 海辺の生と死 (中公文庫)島の果て (集英社文庫)ほか

 

出演 満島ひかり/永山絢斗/川瀬陽太/井之脇海/津嘉山正種

 

海辺の生と死

海辺の生と死

  • 満島ひかり
Amazon

海辺の生と死 (映画) - Wikipedia

海辺の生と死 | 映画 | 無料動画GYAO!

 

 

bookcites.hatenadiary.com

bookcites.hatenadiary.com