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「みなさん、さようなら」 2013

みなさん、さようなら

★★★☆☆

 

あらすじ

 小学校卒業後、商店街があるような大きな団地の中だけで生きていくと決めた男。

 

感想

 最初に出来たての頃の団地を紹介する映像が流れ、そこに「まるでヨーロッパの街並みのよう」というナレーションが入って、とんだ大嘘だな、と笑ってしまった。だが当時の人はそれを真に受けてしまうほど、団地に夢を見ていたということなのだろう。

 

 小学校卒業後、団地の外に出ないと決意して中学にもいかず、その後は団地内の洋菓子店で働き始めた主人公。ちゃんと将来のことも考え、そのうえでそう決意したのだから、何も考えていないニートとはその点で一線を画す。それでも団地内で青春時代に色々な経験を出来たのは、運が良かったという部分が大きいだろう。そのバックで流れるエレカシの「さらば青春」が沁みる。

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 正直この辺りがピークで、その後の一時間強はしんどかった。主人公が団地を出ない理由も明らかになって20代を迎えると、あまり変化もなくなり段々興味が失せてしまった。映画も寂れていく団地と同じような運命をたどるのが、皮肉にも感じた。

 

 

 主演の濱田岳をはじめ、波瑠や田中圭がいい演技を見せている。濱田岳はアクの弱い武田鉄矢に見える瞬間があった。

 

スタッフ/キャスト 

監督/脚本

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原作 みなさん、さようなら (幻冬舎文庫)

 

出演 濱田岳/倉科カナ/永山絢斗/波瑠/田中圭/ベンガル/大塚寧々/安藤玉恵

 

みなさん、さようなら

みなさん、さようなら

 

みなさん、さようなら (小説) - Wikipedia

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