★★★★☆
あらすじ
死んだ上司に汚職の容疑がかけられていることを知り、憤慨した刑事コンビは汚名を晴らそうとするが、逆にハメられて逃亡犯になってしまう。
ウィル・スミス、マーティン・ローレンス主演のシリーズ第4作目。115分。
感想
前作ではウィル・スミス演じる主人公が死にかけたが、今回はマーティン・ローレンス演じる相棒が死にかけて映画はスタートする。臨死体験によって相棒の性格が変わり、これまでのギャグの定番だったネガティブネタは影を潜めるようになった。それなりには面白いのだが、物語の勢いを削いでいたのも否めない彼の悲観的な言動がなくなったことで、映画の雰囲気にいい影響をもたらしている。
上司の汚名を晴らそうとするも、敵の策略により容疑者となり、逃亡犯となった主人公らの姿が描かれていく。前作を踏まえた内容になっているので見ていないと分からないと思うが、殺された上司や敵役だった主人公の息子が再登場しており、そこを引っ張るのかと少し意外な感じがした。
ただ、これに同じく前作からの若手主体のチームや小悪党たちも加わると、一つの大きなワールドが形成されているようで悪くない。主人公がこれまでの敵味方と連携して相手に迫る様子は「ワイルド・スピード」シリーズのようだし、今までいじめられ役だった相棒の娘婿がめちゃくちゃ強いところを見せるのもカッコよく、なんだかこれまでのシリーズの総決算を見ているような気分になって、感慨深かった。
今作ではシリアスな要素が強くなっているが、しっかりと合間合間にコメディパートが用意されていて、ちゃんと緩急をつけている。逆にこれくらいのバランスが最適なのでは?と思ってしまうほどだ。久々に見た気がするマーティン・ローレンスの黒人差別のブラックジョークも笑えた。
敵地に乗り込んでのクライマックスは、チームの皆に見せ場があり、また見栄えのする派手な映像が満載で高揚感がある。もうちょっと巨大ワニの活躍を見たかったが、あまりやり過ぎるとワニ映画になってしまうので自重したのだろう。そして、殺された上司の家族と、殺した主人公の息子の禍根を誤魔化さず、しっかりとした人間ドラマにしているのも好感が持てる。
笑いあり、アクションあり、人間ドラマありでなかなか見ごたえのある映画だ。これでシリーズの終幕としてもいいような気もするし、せっかくフォーマットが出来上がって来たのでさらに続けてもいいような気もしてしまう。スピンオフをやるなら、冴えないようで実はヤバい相棒の娘婿の映画が見たい。
スタッフ/キャスト
監督 アディル・エル・アルビ/ビラル・ファラー
脚本 クリス・ブレムナー/ウィル・ビール
製作 ジェリー・ブラッカイマー/ダグ・ベルグラッド
製作/出演 ウィル・スミス
出演 マーティン・ローレンス/ヴァネッサ・ハジェンズ/アレクサンダー・ルドウィグ/パオラ・ヌニェス/エリック・デイン/ヨアン・グリフィズ/ジェイコブ・スキピオ/メラニー・リバード/タシャ・スミス/ティファニー・ハディッシュ/ジョー・パントリアーノ/ジョン・サリー/DJキャレド/ジョイナー・ルーカス/レイ・シーホーン/マイケル・ベイ*
*カメオ出演
音楽 ローン・バルフ
バッドボーイズ RIDE OR DIE - Wikipedia
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前作 シリーズ第3作
