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「ピンクパンサー2」 2009

ピンクパンサー2

★★★☆☆

 

あらすじ

 世界各地で国宝級の宝物を盗んだ怪盗を逮捕するため、各国のエース捜査官によって結成されたドリームチームに加わった主人公、クルーゾー警部。

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 人気シリーズのリブート第2作目。91分。

 

感想

 日本、イギリス、イタリアなど各国のエース捜査官で結成されたドリームチームに加わった主人公が、怪盗の行方を追うコメディだ。主人公だけでなくメンバーの活躍も加わって笑いは相乗効果となり…となるのかと思ったのだが、コメディをしているのは主人公だけで、他のメンバーは普通に捜査をしているだけだった。チームを組んだ強みは感じられない。

 

 そしてメンバーが真面目に捜査している分だけ、主人公のコメディパートは減ってしまう。大きなネタでドカンドカンと笑いを取っていくのではなく、下らないギャグの連打で細かい笑いを積み重ねていくタイプのコメディなので、単純に笑いの量は少なくなった。

 

 

 ただそれでも、ローマ教皇をおちょくりまくるシーンやポリコレで悪ふざけするシーンは面白かった。ポリコレに関するものは、言ってはいけないこと、触れてはいけないことを教えるメディア対策専門の女性に対して、言ってはいけない言葉、触れてはいけない言葉で返していくギャグで、頭悪そうな感じに思わず笑ってしまった。だがこれをギャグではなく真剣にやっている人がたくさんいるのが現実世界だ。

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 それから体を張ったギャグも多い。また、ハンバーガーの発音のネタがあったりと、前作からのネタを引き続き行う場面もいくつかあった。シリーズ定番のネタとしたかったのかもしれない。

 

 散々ふざけまくった後、終盤に突如主人公が名探偵となって事件を解決し、エンディングへと向かう。謎解きも怪盗との対決もないまま、あっさりと終わってしまった印象だ。

 

 その代わりに力を入れていたのは、アシスタントの女性とのラブストーリーだったが、それよりもやはり事件解決の過程をしっかりと描いて欲しかった。他のメンバーも活躍させたりしてチームとしての面白さを出していれば、新たな展開が生まれていたかもしれないだけに、なんだかもったいなく感じてしまう映画だった。

 

スタッフ/キャスト

監督 ハラルド・ズワルト

 

脚本/出演 スティーヴ・マーティン

 

製作 ロバート・シモンズ

 

製作総指揮 アイラ・シューマン/ショーン・レヴィ

 

出演 ジャン・レノ/アルフレッド・モリーナ/アンディ・ガルシア/リリー・トムリン/ジョン・クリーズ/エミリー・モーティマー/アイシュワリヤー・ラーイ・バッチャン/松崎悠希/ジェレミー・アイアンズ/エフゲニー・ラザレフ

 

音楽 クリストフ・ベック

 

ピンクパンサー2

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  • スティーヴ・マーティン
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ピンクパンサー2 - Wikipedia

 

 

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