★★★☆☆
あらすじ
タイで地元の人に交じって暮らしていたランボーは、信頼する大佐がソ連軍の捕虜になったことを知り、救出のためにアフガニスタンへ向かう。
シリーズ第3作。101分。
感想
ランボーが、捕虜となった大佐を救出するためにアフガンへ向かう。前作までは、国のために戦った人間に対する冷淡な反応が描かれており、国家に対する批判的なまなざしが感じられたが、今回は特にそういったものは無い。
ソ連の侵攻を受けるアフガニスタンが舞台だ。ソ連に抵抗を続ける現地の人たちも描いており、今回はどちらかと言うと愛国心を煽る内容となっている。ランボーは彼らの協力を得て、大佐が捕らえられているソ連軍の要塞へと侵入する。
その攻防戦は、燃え盛る炎や激しい銃撃戦など、相変わらずの迫力だ。ただ今作は展開が一本調子だ。一時撤退はあるが基本的には順調で、裏切りも予想外の展開もない。ただ派手なアクションが連続するだけなので、あまり気分は盛り上がらなかった。どことなくB級感が漂う展開となっている。
それから、弓矢とナイフを使ったランボ―らしいシーンはあるが、沼地からギョロリとした目で相手をにらむシーンはない。ランボーといえばジメっとしたキャラがウェットな場所で戦うイメージなので、カラッとした中東でカラッとした戦いをしている時点で、なんか違う感はあるかもしれない。
同行した現地人は特に役に立っていないし、最後、ランボーらの絶体絶命の窮地を救いにアフガン人が大挙して押し寄せるのも、どこか取ってつけたようなものを感じてしまった。見どころは、ランボーが自ら傷の手当てをする見るからに痛そうなシーンくらいだろうか。
アメリカの武器提供によりソ連軍を追い払ったアフガニスタンだが、そこからやがてタリバンが生まれ、その後アメリカ人を恐怖に陥れるわけだから、今見ると皮肉を感じてしまう映画でもある。劇中でアメリカはベトナム戦争で学んだと言及していたが、シリーズの方向性が変わってしまったことからも、本当の意味では学んでいなかったのでは?と思わないこともない。
とはいえ、失敗しても間違ってなかったと言い張り、国民の生活を犠牲にしてまでも体面を守り、まったく反省しないし学ばない国よりは全然ましなのかもしれない。
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スタッフ/キャスト
監督 ピーター・マクドナルド
脚本/出演 シルヴェスター・スタローン
出演 リチャード・クレンナ/カートウッド・スミス/サッソン・ガーベイ/
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
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