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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「吉原炎上」 1987

★★★★☆ あらすじ 父親の借金のかたに吉原へ遊女として売られた少女。 感想 新人に対してどんなイビリが待ち受けているのだろうと思ったのに、先輩たちが皆優しかったのが意外だった。躾や教育としての体罰はあるが、理不尽さはなかった。 吉原をすんなりと出…

「科学でわかった正しい健康法」 2017

★★★☆☆ 内容 体に良いとされているものの良くない情報、体に良くないとされているものの良い情報を紹介する。 感想 貧乏ゆすりは体に良いとか、静的ストレッチは運動能力を一時的に低下させるとか、色々と面白いデータが紹介されている。中でも笑えるのはこれ…

「醉いどれ天使」 1948

★★★★☆ あらすじ 小さな町医者のもとを訪れたヤクザは、結核の疑いがあることを告げられる。キネマ旬報ベスト・ワン作品。 感想 志村喬演じる町医者が、説教臭いし口が悪いしで、最初は全然好きになれない感じだったのだが、そのキャラクターの終始一貫ぶりに…

「GODZILLA ゴジラ」 2014

★★★☆☆ あらすじ 謎の2体の巨大生物ムートーとゴジラが激突する。 www.youtube.com 感想 ゴジラがなかなかその全容を見せなかったり、ほとんど暗がりの中での登場で、もったいぶっている感じが、得体のしれなさを強調していて良かった。若干体格のゴツさは気…

「サブリナ」 1995

★★★☆☆ あらすじ 婚約中の弟がお抱え運転手の娘と恋に落ちてしまい、二人を引き離そうとする兄。 感想 ハリソン・フォード演じる男は、仕事だけのつまらない男という設定という事でいいのだろうか?ビジネスのためなら手段を選ばないという冷酷な男、という側…

「ランナーランナー」 2013

★★★☆☆ あらすじ オンラインカジノで大損した大学生が、サイトの不正に気づき、コスタリカにいる運営主に直接クレームを言いに行く。 www.youtube.com 感想 オンラインカジノは普通に運営していても儲かりそうなので、不正なんかしなくても良さそうなものだが…

「GRIT 平凡でも一流になれる「やり抜く力」」 2016

★★☆☆☆ 内容 近年注目されるようになった、成功するために重要な要素、「グリット(GRIT)」について書かれた本。 感想 著者は広告代理店を共同で創業した二人の女性。なので科学的な話というよりも、グリットの実例を集めた自己啓発的な内容となっている。 ま…

「マダム・エドワルダ/目玉の話」 2006

★★★☆☆ 内容 「目玉の話」のよく知られた別の邦題は「眼球譚」。 感想 こういう性癖は、やはり幼少時の経験が影響するものなのだろう。登場人物たちが自分の欲望に無邪気に突き進む様は、恐ろしくもあるが、清々しくもある。 しかし今みたいにネットもなく、…

「免許がない!」 1994

★★★☆☆ あらすじ 運転免許がないことがコンプレックスの映画スターの男が、一念発起して合宿免許に参加する。 感想 題材としては面白いと思うが、同じ合宿する若者達とではなく、映画撮影スタッフとの絆を描くというのはどうなんだろう。免許合宿という特殊な…

「ラブ&マネー」 2012

★★★☆☆ あらすじ 失業して金欠の女が、保釈保証業者の賞金稼ぎとなって、元恋人で殺人容疑の警察官を追う。 感想 コミカルにいきたいのか、シリアスにいきたいのか、中途半端な映画だ。どちらかに振り切れていたほうが分かりやすかった。 それから、メインの…

「この世のメドレー」 2012

★★★☆☆ あらすじ 超然と暮らす余のもとに、年少の友人が訪れ、共に外出する。 感想 「どつぼ超然」の続編ということだが、何となくそんな感じがする程度。前作ではほぼ一人で彷徨っていたが、今回は友人を連れているので会話があり、息苦しい感じは幾分減じて…

「ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する」 2005

★★★★☆ 内容 企業同士が消耗しながら限られた市場のシェアを奪い合う、血みどろのレッド・オーシャンを抜け出し、競争のない市場空間、ブルー・オーシャンを切り開くためのノウハウを、実例を交えながら紹介する。 感想 競争のない市場なんてそうそう簡単に発…

「恋愛戯曲 〜私と恋におちてください。〜」 2010

★★★☆☆ あらすじ 書けない大物脚本家の女と、様々な思惑が交錯するテレビ局の社員たち。 感想 深田恭子が大物脚本家役ということにリアリティーを感じない。ただ浮遊感のある彼女が演じるから良かったのかも。リアリティーがありすぎると、セクハラ感が出て気…

「バッド・チューニング」 1993

★★★☆☆ あらすじ 70年代、アメリカの片田舎で暮らす若者の夏休み初日の一夜。 www.youtube.com 原題は「Dazed and Confused」。 感想 物語が無いようで有るような、小さな物語が断片的に現れるような内容だ。儀式となっている新入生いびりや、羽目を外すため…

「お墓がない!」 1998

★★☆☆☆ あらすじ 余命少ないと勘違いした大物女優が自分の墓探しをする。 感想 2時間にも満たない映画だが、異常に長く感じた。コメディなのに笑わせようとする箇所とそれ以外の真面目な部分のバランスが悪く、無駄にシリアス。葬儀や墓をどうするかなんて誰…