★★★☆☆
内容
体に良いとされているものの良くない情報、体に良くないとされているものの良い情報を紹介する。
感想
貧乏ゆすりは体に良いとか、静的ストレッチは運動能力を一時的に低下させるとか、色々と面白いデータが紹介されている。中でも笑えるのはこれ。
ポルノは多様性(ダイバーシティ)の伝達手段であるという主張もある。
p124
世の中には信じられないくらい様々な趣味嗜好を持つ人がいるという事を知れば、確かに余計な干渉なんてする気になれず、広い心でいられるような気もする。
それから、ジャンクフードだけを食べる生活でも、カロリー計算さえしっかりすれば痩せられるという著者自ら行った実験の結果は、結局ダイエットとは消費カロリーと摂取カロリーの関係でしか無いんだなということを痛感させられた。毎日のように新しいダイエット方法が話題になるが、食べるのを制限したり運動しなくても痩せられる方法が何処かにあるはず、と悪あがきをしているだけに思えてきた。
この本を読んでいると、健康のためにしていることが本当に正しい情報に基づいているか、不安になってくる。情報が古くなっていないか、偏っていないか、頑なになっていないか。健康に関する情報に限った話ではないのだが。
著者
ジェフ・ウィルザー
登場する作品
The Big Fat Surprise: Why Butter, Meat and Cheese Belong in a Healthy Diet (English Edition)
Why We Get Fat: And What to Do About It
すべては「先送り」でうまくいく ――意思決定とタイミングの科学
「The Myth of Sex Addiction」 David J. Ley
The Truth About Sex, A Sex Primer for the 21st Century Volume I: Sex and the Self (English Edition)
Everything Bad is Good for You: How Today's Popular Culture Is Actually Making Us Smarter
Don't Look, Don't Touch, Don't Eat: The Science Behind Revulsion
The 4-Hour Body: An Uncommon Guide to Rapid Fat-loss, Incredible Sex and Becoming Superhuman