★★★☆☆
あらすじ
F1レースに挑む男達とそれを取り巻く人々の物語。
感想
簡単に事故死してしまったり、怪我が完治していない状態でレースに出場したりと、昔は結構適当な運営だったのか、F1は。
ライバルとの争いやチャンピオン獲得への情熱といったレースの行方自体に重きを置くというよりも、レーサー一人一人のバックグラウンドや想いといったものに焦点を当てている。なので、レースの映像自体には迫力があるのだが、優勝した、とか誰かを追い抜いた、といったレースの醍醐味にはあまり熱くなれない。ただ、淡々とF1シリーズは進行していく。
何のためにレースをやっているのかと悩んだり、勝つことに意味はあるのかと自問自答を繰り返しているレーサーたち。こんなどこかむなしい気持ちを持ちつつ、彼らがレースを行っているのだと知ったら、観客は嫌だろうなと思ってしまった。
スタッフ/キャスト
監督/製作総指揮 ジョン・フランケンハイマー
製作総指揮/出演
カーク・ダグラス
出演
エバ・マリー・セイント/イブ・モンタン/フランソワーズ・アルディ /アドルフォ・チェリ/ジェシカ・ウォルター/ドナルド・オブライエン/フィル・ヒル /グラハム・ヒル /ブルース・マクラーレン