★★★☆☆
あらすじ
引退していたかつての開発者たちが宇宙に向かう。
感想
年寄りが世界のために宇宙に向かう、という設定はかなり荒唐無稽で、クリント・イーストウッドとかの出演者だからなんとか説得力があるのかなと思えるくらい。実際の彼らと同い年の世間の人間なんて、もっと悲惨な見た目のはずだ。
この年寄りの中で一番おいしい思いをしたのがトミー・リー・ジョーンズ。若い女を手にし、健康面で同情を誘い、世界のために死ぬ。もう全部持って行ったと言ってもいい。若い人間が犠牲となるよりもこちらの胸は痛まないし。
それにしても、アルマゲドンを始めとして、人類を救うために宇宙に旅立ったら、誰かが犠牲にならなければいけないのは何かの決まりなのだろうか。確かに全員無事生還も嘘っぽいのだが。でも、本当にお約束のように、誰かが自分の命と引き換えに人類を救う。
そういった意味ではこういう映画の定番のストーリーではあったが、それを壮大な音楽で盛り上げたり、涙を誘うようなセリフとかで感動の物語に仕立てなかったのは評価できる。最後も小粋なエンディングだった。
スタッフ/キャスト
監督/製作/出演
出演
トミー・リー・ジョーンズ/ドナルド・サザーランド/ジェームズ・クロムウェル/マーシャ・ゲイ・ハーデン/ウィリアム・ディヴェイン/ローレン・ディーン/コートニー・B・ヴァンス/バーバラ・バブコック/ラデ・シェルベッジア/ジェイ・レノ
撮影 ジャック・N・グリーン