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「愛と哀しみの果て」 1985

愛と哀しみの果て (字幕版)

★★★★☆

  

あらすじ

 世界に飛び出す事を夢見ていた女は、結婚してイギリスの植民地であったアフリカで生活することになる。アカデミー賞作品賞。

 

感想

 アフリカの美しい大地に目を奪われる。豊かな緑、どこまでも続く地平線、優雅な野生の動物たち。そんなアフリカの植民地で暮らすヨーロッパからの移住者たち。広大な敷地で大きな家に住み、使用人を抱え、農園を運営する。ヨーロッパの人間は貪欲だ。

 

 そして彼らはたくましい。悠々とアフリカの自然の中へと繰り出し、ライオンを追い払ったり、キャンプで暮らしたり。あれは貴族の狩猟文化があるからなのだろうか。未知の土地で平然と過ごしている。

 

 

 そんな社会で暮らすことになった主人公。世界に飛び出すための方便だったとはいえ、その旦那のクズっぷりにあきれ果てる。新婚早々妻を置いてハントに出かけ、他に女を作り、挙句の果てには性病をうつす。救いようがない。こういう人間はどの世界でもいるものだ。

 

 そんな旦那を持った彼女が別居し、アフリカの大地で自由に生きる男に心が移るのは当然の成り行きかもしれない。しかしあまりにも自由すぎる男は大変だ。彼女の思い通りにはならない。

 

 悲しい結末となったが、ライオンが丘の上で優雅に寝そべるシーンなど、最後まで美しい映像が心に残る映画だった。

 

スタッフ/キャスト 

監督/製作

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原作 アフリカの日々 (ディネーセン・コレクション 1)

 

出演

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クラウス・マリア・ブランダウアー/マイケル・キッチン/マイケル・ガフ/レイチェル・ケンプソン

  

音楽 ジョン・バリー

 

愛と哀しみの果て (字幕版)

愛と哀しみの果て (字幕版)

  • ロバート・レッドフォード
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愛と哀しみの果て - Wikipedia

 

 

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