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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「幸せへのキセキ」 2011

幸せへのキセキ (字幕版) 

★★★★☆

 

あらすじ

 妻を亡くし失意に沈む男が、子供二人を連れて休園中の動物園に移り住み、動物園再開に取り組む。

 

感想

 自身もまだ悲しみを乗り越えられていないのに、母親を失った子供の心のケアもしなければいけないというのは、結構つらい状況だ。本来は、人の心配なんて心の余裕があるときでないと出来ないものなのに。

 

 男の心情を自然な感じで吐露させる描き方が上手かった。自分の辛く悲しい状況をペラペラ喋られていたら興ざめしてしまう。思わず出てしまった言葉や、つい聞こえてしまった声で、飼育員や息子は男の心の中を知り、ぶつかったりしながら絆を強めていく。

 

 

 八つ当たりで木樽を蹴り飛ばしておいて、そのすぐあとにちゃんと倒れた木樽を元に戻すシーンは面白かった。ちゃんと所々に笑えるシーンを散りばめているのも良い。

 

 虎やグリズリーなど動物たちもちゃんと映画に貢献していた。ライオンは特に何もしてないが、顔が男前。

 

 出演者では、スカーレット・ヨハンソンがちゃんと田舎臭い飼育員になっていて、いい女感が消えていた。マット・デイモンもちょっと小太りなおじさんになっている。これらはちゃんと役作りしてるということなのだろうか。

 

 「20秒間の勇気で素晴らしい事が起きる。」というのは、いい言葉だ。20秒間だけなら頑張れる気がする。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本/製作 キャメロン・クロウ

 

原作 幸せへのキセキ―動物園を買った家族の物語

 

出演 マット・デイモン/スカーレット・ヨハンソン/トーマス・ヘイデン・チャーチ/コリン・フォード/アンガス・マクファーデン/エル・ファニング/パトリック・フュジット/ジョン・マイケル・ヒギンズ/カーラ・ギャロ/ステファニー・ショスタク

 

音楽 ヨンシー

 

幸せへのキセキ - Wikipedia

 

 

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