★★★☆☆
あらすじ
死んだ母親が明かした父親の可能性がある二人の男に会いに行く若い女。
感想
基本的にコメディ映画なのであまり細かいツッコミをしてはいけないのだろうが、気になる箇所は何個かある。だが、二人の父親に関する疑問は「なぜならアラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモンドだから」という事で納得させられてしまう。二人が当然のように大金持ちで、犯罪組織に対しても臆する所がない事とか。
そんな二人と共演するヴァネッサ・パラディも、若くて美人なのにすきっ歯というのが強烈な印象。若くて美人、だけだと印象に残らないかもしれないが、一つ特徴があるだけで忘れられない個性になる。
なんで二人の父親が突然現れた娘に夢中になれるのかわからない事もあり、前半はなかなか一つにつながらない物語に今いちノれない感じがあったが、物語の方向性が見え始めてからは、往年のスターたちの活躍を楽しむことができた。彼らの過去の出演映画を引用したネタもあるような感じだったが、さすがにそこまでは分からなかった。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 パトリス・ルコント
脚本 パトリック・ドゥヴォルフ/セルジュ・フリードマン
出演
ヴァネッサ・パラディ/エリック・デュフォス/アレクサンドル・ヤコブレフ/ミシェル・オーモン