★★★★☆
わずか110ページで、イラストや図も多く用いられており、簡単に読み終えることができる。内容もタイトル通り、中高生でも分かるようなやさしい内容となっている。というよりも、最後に父兄や教師にあてた文章があることから、中高生に向けた本なのかもしれない。
とはいっても、大人が読んでも十分役に立つ有意義な内容となっている。大人と子供で解決しようとする問題は違うかもしれないが、最適な問題解決の方法は同じはずだから当然だ。あとは本書で紹介される内容を、自分の問題に当てはめて実践できるかどうかだけである。
本書で紹介される方法を学ぶことで、達成したい目標や解決すべき問題に対して、思い悩むばかりで何も実行できなかったり、思いつきで行動して失敗に終わることもなくなる。そして、何度もこれを繰り返すことで選択肢も増え、効率も良くなっていく。
この問題解決の方法を身につけた人と、なかなか実行しなかったり、行き当たりばったりの人との間に生じる差は年々拡大していく、という言葉はずっしりと響く。限りのある人生なので、愚鈍に愚直にではなく、できるだけ最適な方法でスマートに問題を解決し、より大きなステージへと進んでいきたいものだ。
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
- 作者: 渡辺健介,matsu(マツモト ナオコ)
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/06/28
- メディア: 単行本
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