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「イエスマン “YES”は人生のパスワード」 2008

イエスマン "YES"は人生のパスワード (字幕版) 

★★★★☆

 

あらすじ

 離婚で傷つき、あらゆるものを拒んで暮らす男が、 あるセミナーへの参加を機に何事にも「イエス」と答えるようにしたところ、人生に変化が訪れ始める。

 

感想

 笑わせたいばっかりではなく、ちゃんと物語の筋を踏まえているときのジム・キャリーは面白い。こういう内容の映画を真面目に撮ってしまうと、自己啓発臭が強くなって気味の悪い映画になりそうなので、これぐらいが丁度よい。笑いながらもいろいろと考えてしまう。

 

 この映画のように何事にも「イエス」と答えることで、人との出会いや未知の体験など、今まで経験したことのないような出来事に遭遇することができる。だから何でも「イエス」と答えたほうがいいとは思うのだが、遭遇する出来事の中には、出来れば経験したくない嫌な事も含まれているのが厄介だ。その嫌な事で傷つきたくないから、つい警戒して「ノー」と言ってしまう。

 

 

 実際、主人公も結婚しなかったら離婚の辛さを味わう可能性はなかった。悲しい経験をしたくないからこそ、自分の身を守るためにノーと拒否する。だけども拒否してばかりではつまらない人生になってしまう。ただそうは言っても主人公のように何でもイエスと言ってしまうと、それはそれで大変そうだ。

 

 要はバランスが大事で、最近の自分は「ノー」と言い過ぎていないか、時々振り返ってみる習慣を身につけるのがいいのかもしれない。今の自分が人生に対してネガティブになっているのか、ポジティブになっているのか、それを判断をする良いバロメーターになりそうだ。

 

 主演のジム・キャリーだけでなく、何を考えているのか分からないミステリアスな雰囲気が魅力的なズーイー・デシャネルや、説得力のある眼力のテレンス・スタンプなど他の出演者も効果的な役割を果たしている。笑えるし元気も出て、ポジティブな気分になれるいい映画だった。

 

スタッフ/キャスト

監督 ペイトン・リード

 

脚本 ニコラス・ストーラー/ジャレッド・ポール/アンドリュー・モーゲル

 

原作 イエスマン “YES”は人生のパスワード

 

製作/出演 ジム・キャリー

 

出演 テレンス・スタンプ/ズーイー・デシャネル/リス・ダービー/ブラッドリー・クーパー/ジョン・マイケル・ヒギンズ/ダニー・マスターソン/アーロン・タカハシ/フィオヌラ・フラナガン/ロッキー・キャロル/サッシャ・アレクサンダー/ルイス・ガスマン

 

イエスマン “YES”は人生のパスワード - Wikipedia

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