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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「レスラー」 2008

レスラー (字幕版)

★★★★☆

 

監督/製作 ダーレン・アロノフスキー

 

 かつての栄光から遠ざかり、今はバイトをしながらトレーラーハウスに住む年老いたレスラー。

 

 試合前の対戦相手との打ち合わせや仕込みとかプロレスファンはどんな気持ちで見るんだろう。だけどそれが生々しくプロレスの世界を描くことに成功させている。全部見せちゃうよと。

 

 決して多くはない観客の前でかなりショッキングな流血沙汰のプロレスをするとか、こういうのは本当に好きだからこそしかできない職業だなって思う。プロレスの魅力っていうのはなんなんだろう。格闘技のように最強を競うものではないし、きっとエンターテイメントなんだろうなと思う。映画のヒーローのように悪役に痛めつけられながらも最後は相手を倒して観客を沸かす、というショウ。客を喜ばせることが喜びっていうのはミッキー・ロークがアルバイトで客をあしらう時にもそれがよく出ていた。

 

 こういう映画は引退の潮時が近づいていることを知ったレスラーが、疎遠だった娘と親子の絆を取り戻し、支えてくれる彼女も見つかり、レスラーとして最後の花を咲かせる、ってことになりそうなのにそうならないのがいい。何をやっても全然だめだったけどプロレスだけが自分を輝かせてくれる、これこそが自分の居場所だと。特にためらっていたマリサ・トメイが彼のもとに飛び込もうとしているのに、ミッキー・ロークはもうプロレスの事で頭がいっぱいで眼中にないっていうプロレス馬鹿ぶりが最高にいいなと。

 

 あとはマリサ・トメイが違う意味で気持ちいいぐらい体を張っていて、それも別の意味でよかった。

 

出演 ミッキー・ローク / マリサ・トメイ / エヴァン・レイチェル・ウッド

 

レスラー (字幕版)

レスラー (字幕版)

 

レスラー (映画) - Wikipedia

 

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