感想
とにかくクリント・イーストウッドがかっこいい。すごく絵になっている。
そして黒澤明の偉大さを感じる。このストーリーの流れは面白い。そりゃパクリたくなる。そして西部劇に置き換えても成立してしまう構成・構図が、世界中の人に受け入れられたのも納得。
と関係のない黒澤明を褒めてしまったが、この映画も良く出来ている。アメリカ映画のどこか陽気で呑気な西部劇とは違い、音楽やカメラのアングルに侘び寂があり、それがこの映画に奥行きを与えている。
一攫千金を狙う男達を冷めた視線で眺め、したたかに生きる庶民達もうまく描いている。と、これも黒澤明を褒めてることになってしまうが。それでもしっかりとこの意図を読み取って表現した、この映画も褒めたい。
スタッフ/キャスト
監督/脚本
原作 用心棒
出演
ジョニー・ウェルズ(ジャン・マリア・ヴォロンテ)/マリアンネ・コッホ/ホセ・カルヴォ/ヨゼフ・エッガー/アントニオ・プリエート
音楽 エンニオ・モリコーネ
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