★★★☆☆
あらすじ
賞金稼ぎ二人とお尋ね者の隠された金貨を巡る物語。
感想
イーストウッドとイーライ・ウォラックの二人が、互いに半殺しの目に遭わせながらも、何故か一緒に行動を共にすることになるのが面白い。このイーライ・ウォラック、悪者で卑怯でずるくて頭悪そうな駄目な奴だが、嫌いになれないそんなタイプ。監督もそうなるような様々なシーンを用意している。だから最後のあの結末は良かった。ホッとさせられる。
しかし、国を左右する南北戦争が行なわれている時に、西部劇に登場するような無法者たちがうろうろしているというのはなんだか不思議な感じがする。規模は違えど中国とかと同じだったのだろう。規模がでかすぎてそういうアウトローが存在する余地があった。
この映画でもクリント・イーストウッドは映えている。何なのだろうあの存在感。彼の背の高さと手足の長さがそうさせているのか。何も喋らなくてもすごい絵になる。ただこの映画では彼の役はかっこよすぎかな、という気もするが。
ラストの墓場でのくだり、エンディングまでの流れが、映像からセリフから何から何まで見応えがある。
スタッフ/キャスト
監督/脚本
出演
リー・ヴァン・クリーフ/イーライ・ウォラック/アルド・ジュフレ
音楽 エンニオ・モリコーネ
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