★★★☆☆
人里離れた場所に住む英国人の祖母と暮らすこととなった、不登校の少女。
祖母のシンプルで質素で贅沢な生活。人間嫌いにとっては憧れる生活。とか言って実際やってみたら二日ぐらいで音を上げてしまいそうだが。まず何から何まで自分でやらなければいけない。きっと三食作るだけでもしんどい。野菜が必要なら畑から取って来なきゃいけないし、その畑は自分で耕さなければならない。玉子が欲しけりゃニワトリ小屋へ、そのニワトリを世話するのも自分。一から十まですべて自分。自給自足ってそういうことだけど。やっぱりコンビニくらいは近くにあって欲しいなどと考えてしまう。
などと考えながら見ていたわけだが、そういう生活の描き方が不十分な印象。その他もろもろはどうやって生活してるのか、気になる。
ただそれもラストのオチが見事に決まったので、それまでは帳消しというか、まぁいいかって思えてきた。
監督/脚本 長崎俊一
原作