★★★★☆
あらすじ
1950年代アメリカ赤狩りの時代。不穏な空気の中で敢然と立ち向かうニュースキャスターとその仲間たちの物語。
感想
主演のデヴィッド・ストラザーンがいい。知的で物静かだけど強烈な意志の強さを感じさせる。
それにしても赤狩りとか理不尽なことをアメリカはよくやったなと。確かに戦争が終わって間がなく冷戦も始まって、ナーバスになっていたのかもしれないが。時として正論が無視されるときがある。最近ではビン・ラディンの暗殺とか。人を殺してなんで大喜びしているの?それって変じゃない?と言ったら、きっと周りから袋叩きにあうと思う。
そんな中で大衆に向かって異を唱えるなんて相当勇気のいることだ。相当な信念がないとそれを貫くことはできない。重要なことをスポンサーの都合やしがらみで黙殺し、どうでもいいことを局の利益のために大げさに伝えている今のメディアの人たちはこれを見てどう思ったのだろうか。きっと鼻で笑ってるのだろう。こっちのほうが歴史に残るのに。
スタッフ/キャスト
監督/脚本/出演
脚本 /製作 グラント・ヘスロヴ
製作
出演 デヴィッド・ストラザーン/ロバート・ダウニー・Jr./パトリシア・クラークソン/フランク・ランジェラ/ジェフ・ダニエルズ/レイ・ワイズ/アレックス・ボースタイン
登場する人物
エドワード・R・マロー