★★★☆☆
あらすじ
男の世界である軍隊に、一人の女性が果敢に挑む。
感想
デミ・ムーアがいくら鍛えているといってもやっぱり無理がある。体力的にも精神力的にも自信のある男たちですら次々と脱落していく訓練で、女性の中ではタフな主人公が生き残るのは、あまりリアリティが感じられない。
国家の行く末や個々の命が左右される戦争で、軍人の採用をダブルスタンダードで選ぶわけにはいかない。だからもしやるのであれば、この映画のように統一の基準で選ぶべきだが、男女がともにいると色々と気を使う。風呂やトイレ、ベッドを分けたり。戦いの中でも男が捕虜に取られた時と、女が捕虜に取られた時では兵士の士気も違ってくるだろう。
そう考えると逆に女性が戦争に参加するのはいい影響が出るのかもなとも思う。結局男は女が絡むとヤワになる。危険な目に遭わせたくないと思うし、助けなければいけないと思う。そんなことを繰り返していたら戦うのが馬鹿らしくなる。いまさら女性だけ戦争から離れさせることもできないだろうし。そうなると戦争以外の解決を選ぶようになるのではないだろうか。結果的に平和的な道を選ぶことになる。
まぁこの映画は男だけの世界に女性が挑んだら面白いよね、軍隊で使われる汚い言葉を女が口にしたらウケるよね、という発想だけで作った映画だとは思うのだが。
スタッフ/キャスト
監督/製作
脚本 デヴィッド・トゥーヒー/ダニエル・アレクサンドラ
出演/製作 デミ・ムーア
出演 ヴィゴ・モーテンセン/アン・バンクロフト/スコット・ウィルソン/ジェイソン・ベギー/ダニエル・フォン・バーゲン/ジョン・マイケル・ヒギンズ/デヴィッド・ウォーショフスキー/モリス・チェストナット/ジョシュ・ホプキンス/ジェームズ・カヴィーゼル
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