★★★★☆
内容
ローリング・ストーンズのライブドキュメント。
感想
ロックンローラーである彼らも、開演前には関係者に挨拶をしたりその子供たちとにこやかに写真を撮ったりと、とっても紳士的。ロックぽくないといえばロックぽくはないのだが、こういう事をちゃんとやるからこそロックビジネスの中で長年生き残ってこれたのだろう。
そしていざライブが始まると年齢を感じさせない若々しさ。顔は年相応にしわくちゃだが、驚くのがその体型。後姿だけ見たらまるでデビューしたての若手のような細身の姿。しかも全員が。若干キース・リチャーズは腹が出ていたが、それでもバンドとしてみたときにとても絵になるヴィジュアルだ。すでに富も名誉も手に入れた彼らであるがちゃんとプロフェッショナルな意識を保っていることが分かる。
ミック・ジャガーのアグレッシブな動き、キース・リチャーズの悪ガキのようなギタープレイ、チャーリー・ワッツの冷静なドラム。貫録を感じさせるステージでさすが。全然現役だ。そして、みんな仲良さげで楽しそうなのもいい。
時折差し込まれるメンバーへのインタビューで結構意外だったのがロン・ウッド。物静かにたたずんでいるイメージだったが結構明るい奴なのか。高校生みたいだった。
正直あまり期待していなかったのだが、想像以上に良かった。いろんな困難を乗り越えて半世紀も音楽界に君臨しているバンドの凄みが分かった。一度は生で観てみたい。
スタッフ/キャスト
監督 マーティン・スコセッシ
出演 ザ・ローリング・ストーンズ/クリスティーナ・アギレラ/バディ・ガイ/ジャック・ホワイト(ザ・ホワイト・ストライプス)
ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト - Wikipedia
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