★★★★☆
あらすじ
家庭を持ち都心で働く男は、クリスマスが迫るある日、本屋で一人の女性と出会う。
感想
アメリカのクリスマスはプレゼントをたくさん買ったりして大変そうだ。だが、人々の賑わいや誰かを思い浮かべてプレゼンを選ぶ姿など、本場のクリスマスの華やかさは良い。
二人とも情熱を心に秘め、淡々とした静かなる純愛といった感じだ。静かだけども二人の見つめ合う姿や互いを思いやるような視線だけで、二人が愛し合っている事が分かる。ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープ、二人の名優の演技合戦といった側面も感じさせる映画となっている。
互いに既に結婚しているという事実が、感情を爆発させることもないためらいを感じさせるものになっているのだろうが、あまり家族への罪悪感は感じていないようなのが不思議ではある。それだけ夢中になっているという事なのか。
やがて、二人の関係が周りにばれて一旦その関係は終わってしまうが、再び彼らが出会うラストもいい。会えなくなったがそれでも忘れられずにいた事がとてもよく分かるシーンだった。
スタッフ/キャスト
監督 ウール・グロスバード
脚本 マイケル・クリストファー
出演
ハーヴェイ・カイテル/ジェーン・カツマレク/ジョージ・マーティン/デヴィッド・クレノン/ダイアン・ウィースト/ヴィクター・アルゴ/ジェシー・ブラッドフォード