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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「南極料理人」 2009

南極料理人 

★★★★☆

 

あらすじ

 南極の観測基地で隊員たちの食事を用意する料理人。

 

感想

 この観測基地に集結した人たちはどんなふうに集められるのだろう。大学だったり企業だったり色々な所から集まっていて面白い。女はいろいろ支障が出てきそうだから行けないとかあるのだろうか。

 

 周りには何もないところで男だけで共同生活をするという環境。みんな感情の起伏が少ない穏やかなというか無表情になってしまっているが、時々子供のように無邪気に騒いでいる。同じ景色、同じメンバーというこの環境では、いろいろストレスがたまりそうである。ささやかなイベントを楽しむのもそういったマンネリを打破するためなのだろう。

 

 

 家族との別離や恋人との別れ、基地で生活した仲間との別れなど、感情に訴えて盛り上げられそうなシーンはたくさんあるのに、淡々とあっさりと描いているのが好印象。

 

 最後の方の全員が顔をそろえて食事をするシーンが、どこにでもあるような家庭の食事風景のようになっていて可笑しい。メンバーの間で何となく役割が出来ている。

 

 こういう生活も体験してみたいなって思うが、一年はムリだ。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 沖田修一

 

原作 面白南極料理人 (新潮文庫)

 

出演 堺雅人/きたろう/高良健吾/豊原功補/西田尚美/古舘寛治/黒田大輔/宇梶剛士/嶋田久作

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音楽 阿部義晴

 

南極料理人 - Wikipedia

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