★★★★☆
あらすじ
精神を病んだ妹を持つ男の家に、一人の奇妙な青年が住みつくことになる。原題は「Benny & Joon」。
感想
妹が精神を病んでいるのは分かるとして、ジョニー・デップ演じる男はどういう扱いなのだろう。彼はただの変わり者という事なのだろうか。十分彼も病んでいるように見えるが。両者の違いがよく分からないのだが、おとぎ話みたいなストーリーなのであまり気にしちゃダメなのだろう。妖精や天使みたいな扱いという事で。
誰かにとって良かれと思って自分を犠牲にしてまで頑張っても、その相手にとっては負担を感じるだけという事がある。そしてそこには善意があるだけに厄介なことになる。相手を傷つけようなんて互いに思っていないのに、互いに傷つくことになる。血縁だろうが恋人だろうが、自分ではなく他者なのだから相手の好きなようにやらせるしかない。そして自分自身も自分のために生きるしかない。そうすることで意外とうまく行くような気がした。
劇中に流れる音楽がいい。そして、ジョニー・デップの浮世離れしたピエロっぷりになんだか心が癒される。
スタッフ/キャスト
監督 ジェレマイア・チェチック
出演
メアリー・スチュアート・マスターソン/エイダン・クイン/ジュリアン・ムーア/オリヴァー・プラット/CCH・パウンダー/ダン・ヘダヤ/ウィリアム・H・メイシー/ジョー・グリファシ
音楽 レイチェル・ポートマン