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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ダーク・シャドウ」 2012

ダーク・シャドウ(字幕版) 

★★★★☆

 

あらすじ

 手を出して恨みを買い、魔女となった使用人に恋人を殺され、不老不死のヴァンパイアにされた上で生き埋めにされてしまった豪邸に住む男。200年ぶりに掘り起こされ、子孫の住む豪邸に戻ってくる。アメリカで1966年から放送された「Dark Shadows」の映画化作品。

 

感想

 主人公がヴァンパイアになった1700年代から、舞台は一気に200年後の1970年代に切り替わる。映像もゴシックホラー風から、沈んだトーンの物憂げなレトロ感のある雰囲気に切り替わって個人的に好きなテイストだ。そのまま吸血鬼とか魔女が出てくるような話ではないストーリーを展開してくれると嬉しいのだが、監督がティム・バートンなのでそんなわけはなく。

 

 それでも200年ぶりに地上に戻ってきた主人公のズレっぷりやおかしな行動で笑わせ、主演のジョニー・デップ以外はミシェル・ファイファーやヘレナ・ボナム=カーター、クロエ・グレース・モレッツら出演者は美女ばかりと、楽しめる要素はたくさんある。特に主人公と魔女の普通じゃない激しいラブシーンには笑ってしまった。

 

 

 そして、舞台美術や衣装、構図などこだわりを感じる映像にも魅せられる。血まみれや爆発ですら美しい。映像を眺めているだけでも心地よさがある。

 

 ミシェル・ファイファー演じる家長をはじめとした主人公の子孫たちやそこに住む家庭教師など、それぞれにそれなりの見せ場はあるのだが、もうちょっと主人公とのかかわりを見たかったなという物足りなさはある。特に、面白かったクロエ・グレース・モレッツ演じる多感な女子高生との絡み。

 

 しかし、監督ティム・バートン、主演ジョニー・デップのコンビで同じようで全然違う物語が作り続けられるのには感心してしまう。ジョニー・デップが現在50代後半と年齢を重ねていく中で、このコンビは今後、どうなっていくのか気になるところではある。

 

スタッフ/キャスト

監督/製作

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脚本/原案    セス・グレアム=スミス

 

原案 ジョン・オーガスト

 

原作(オリジナル脚本) ダン・カーティス

 

製作/出演 

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出演 ミシェル・ファイファー/ヘレナ・ボナム=カーター/エヴァ・グリーン/ジャッキー・アール・ヘイリー/ジョニー・リー・ミラー/クロエ・グレース・モレッツ/ベラ・ヒースコート/ガリヴァー・マグラス/クリストファー・リー/アリス・クーパー


音楽 ダニー・エルフマン

 

撮影 ブリュノ・デルボネル

 

ダーク・シャドウ(字幕版)

ダーク・シャドウ - Wikipedia

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