★★★★☆
あらすじ
片田舎に住む主婦が、たまたま撮影に訪れたカメラマンと出会い恋に落ちる。
感想
この役はクリント・イーストウッドじゃない方が良かったかも。確かに彼は現役感があるし、全然カッコいいのだが、顔の皺とかさすがにおじいちゃん感がある。原作の設定がどうだったか分からないが、おじいちゃんなのに爽やかでかっこよすぎて、逆に気味悪さも感じてしまった。
若い頃に恋愛して結婚し、子供が生まれて子育てに明け暮れているうちに、いつの間にか年をとってしまった、そう感じているおばちゃんたちに希望を持たせるような物語。しかも新しい男と新しい生活を始めるといったドラマチックな展開ではなく、それまでの人生でたくさんのものを抱えてしまって、若い頃のように勢いのまま行動できない、という現実的な展開でうまい。だけども大事な思い出として一生それを胸に抱いて生きていく、と。
お互いの気持ちが痛いほど分かっていながら、それでもあきらめきれない男と今にも飛び出してしまいたいのに必死にそれを抑える女の、別れのシーンが切ない。
スタッフ/キャスト
監督/製作/出演
脚本 リチャード・ラグラヴェネーズ
原作 マディソン郡の橋
出演
アニー・コーリー / ヴィクター・スレザック / ジム・ヘイニー
撮影 ジャック・N・グリーン
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