★★★★☆
シリーズ第15作目。
うまくいきそうな兄を見て、頑張ってしまうさくらが可愛らしい。浅丘ルリ子演じるリリーは確かにこれまでのマドンナの中で一番、寅次郎が自然体で居られる。
だけど自分と彼女を比べて、釣り合わないって自ら身を引いてしまう寅次郎は、心優しすぎる。恋愛には思い上がりも必要だ。
この映画でも、腕を組んだぐらいで後ろ指を指されている。逆にこの頃、人々の倫理観に変化が表れ始めたという事なのかもしれない。
監督/脚本/原作
出演
浅丘ルリ子/船越英二/倍賞千恵子/下條正巳/三崎千恵子/前田吟/太宰久雄/佐藤蛾次郎/中村はやと/米倉斉加年/上條恒彦
音楽 山本直純
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