★★★★☆
あらすじ
中心選手が移籍してしまうも、新たな選手獲得のための十分な予算がないアスレチックスのGMは、独自の選手評価システムを導入する。
感想
ドラフト一位で獲得した選手が必ずしも一流の結果を残すわけで無いということを考えると、確かにスカウトの経験や勘なんてものはそんなに当てにはならない。映画の中のスカウト会議も、皆イメージや雰囲気で語っている。「あいつはいい顔しているからいい選手だ」なんて、何言ってんのと感じてしまう。
単純に野球をゲームとして捉えたら、データを見て勝利の確率を高める事ができる選手を獲得するという考え方は凄い納得できる。
ただ、それに反対する人がたくさんいるというのも納得できる部分がある。映画の中の連勝を決めたホームランのように、100回やったら1回あるかどうかの事が見られるからスポーツは面白いわけで、人々がそういうロマンを求めている部分はある。
選手の評価をこれまでの方法と変えるというのは分かったのだが、あまり映画の中では詳しく語られていないし、実際どうだったかも曖昧。そこをもっと詳しくやって欲しかった。
スタッフ/キャスト
監督 ベネット・ミラー
脚本 スティーヴン・ザイリアン/アーロン・ソーキン
原作 マネー・ボール〔完全版〕
製作/出演
出演 ジョナ・ヒル
ロビン・ライト/クリス・プラット/ニック・サーシー/グレン・モーシャワー/アーリス・ハワード/ロイス・クレイトン /スパイク・ジョーンズ
撮影 ウォーリー・フィスター
登場する人物
マット・キーオ/ジェレミー・ジアンビ /ミゲル・テハダ