★★★☆☆
あらすじ
恵まれた環境にいながら破滅的なギャンブルを繰り返し、多額の借金を抱えてしまった男。1974年のジェームズ・カーン主演の「熱い賭け」のリメイク。
感想
ギャンブルで一攫千金を狙うのではなく、全部スるためにやっているような賭け方をする主人公。これじゃあどうやっても勝てないし、勝つ気もない。
ヤバいところから金を借りてすぐに全て失い、取り立てられても無いものは返しようがないと平然としているのは、少し気持ちいい。とはいえ、当然それで黙っている相手でもなく、徐々に彼とその周りの人間達を追い詰めていく。そんな状況なので、小さな笑いなどは散りばめられているが、全体的には重い空気が漂っている。
正直、主人公がブリー・ラーソン演じる女子大生にそれほど真剣になって、どのあたりから心境が変化しだしたのか良くわからないのだが、明るい気分になれる小粋なエンディングだった。
そして、全編を通して使用される楽曲のセンスも良かった。 これはその中の一曲、Ayoの「Sunny」のカバー。
スタッフ/キャスト
監督 ルパート・ワイアット
脚本 ウィリアム・モナハン
製作 アーウィン・ウィンクラー/ロバート・チャートフ/ステファン・レヴィンソン/デヴィット・ウィンクラー
製作/出演 マーク・ウォールバーグ
出演 ジョン・グッドマン/ブリー・ラーソン/マイケル・ケネス・ウィリアムス/ジェシカ・ラング
音楽 ジョン・ブライオン/テオ・グリーン
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