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「Dearダニー 君へのうた」 2015

Dearダニー 君へのうた(字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

 ジョン・レノンが出した手紙を43年後に受け取った歌手は、心を入れ替えて生きようと誓う。実話をもとに創作された物語。

 

感想

  43年後とはいえ、ジョン・レノンが自分に手紙を書いてくれていたと知ったら、嬉しいに決まっている。だけど、それを当時読むことが出来ていたら自分の人生は違うものに変わっていただろうと思うのも事実だろう。そんな思いから、今からでもちゃんとしようと決心する気持ちは分かる。

 

 ただアル・パチーノ演じる主人公は、金には困らない程度には成功してしまっているから色々と難しい。周囲はそんな彼に満足している訳なので、それを変えようというのはリスキーだ。だけど、憧れのジョンが言ったことを無視することはできない。

 

 

 若い恋人と別れ、豪邸を出てホテルに移る。クスリを止めて新たな曲作りに励み、そして顔も見たことがなかった息子に会いに行く。そしてホテルの従業員や息子一家との間で温かな交流が生まれていく。

 

 ただこれも彼が有名人で金があるからこそで、彼が変えたいと思っていた人生が築いたもののおかげではあるのだが。彼が毛嫌いされていた息子の心を開いたのは、彼のコネクションと大金だったわけだし。でもきっとこれは悪い事じゃなくて、不満を抱えていたとしても、40年も一生懸命に生きてきたならどんな人生だろうと積み上げたものがあるはずだということなのだろう。

 

 主人公が積み上げたものを活用して、ヒーローのような聖人のような男になって終わるのかと思いきや、途中でそれが揺らいでしまう。でもそれが人間味があっていい。

 

 しかし、あまりなじみのない新曲よりも昔のヒット曲を聞きたがる観客の気持ちは十分わかるが、歌手の気持ちになってみれば相当残酷な事だ。ただ、これはこれまで定期的に新曲を発表しなかった彼の人生の悪い部分が引き起こした結果でもある。だけど、観客の期待に応えよう、喜ばせようとする彼のサービス精神、彼の人の良さを表しているとも言えるのかもしれない。

 

 完璧なハッピーエンドには程遠いまだ何も起きていない状態で映画は終わるが、それなのになぜか明るい希望を持てるエンディングでいい余韻に浸れる。医者の一言だけで終わるラストも良くて、目頭が熱くなった。

 

 劇中の要所要所でいいタイミングで流れるジョン・レノンを聴いていたら、人生で何度も訪れる、ジョン・レノンを集中的にしっかり聞きたいモードになってしまった。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 ダン・フォーゲルマン


出演

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アネット・ベニング/ジェニファー・ガーナー/ボビー・カナヴェイル/クリストファー・プラマー


音楽 ライアン・アダムス/セオドア・シャピロ
 

Dearダニー 君へのうた(字幕版)

Dearダニー 君へのうた(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

Dearダニー 君へのうた - Wikipedia

 

 

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